01:ネスカフェバリスタ

ネスカフェバリスタの温度設定は?コーヒーの温かさは変更できる?

ネスカフェ バリスタの出来上がりのコーヒーの温度について、質問がありましたので、説明書で調べてみたり、実際に温度を測ってみました!

ネスカフェバリスタの説明書で温度設定を調べる

*私が使用しているのはゴールドブレンドバリスタi(アイ)ですが、現在無料レンタルは、最新機種のゴールドブレンドバリスタW[ダブリュー]です!機器の温度設定に違いはないので、ご参考になさってください。

ネスカフェゴールドブレンドバリスタi(アイ)に付属されていた取扱説明書に、温度設定に関する記載がありました(以下、取扱説明書より引用させていただきました)。

コーヒー抽出温度:

85℃ ± 5℃(使用環境温度などの条件により異なります。)

ブラックコーヒーの抽出時、カップ内温度は、74 ± 6℃を想定しています。

取扱説明書【5.4.仕様】より

抽出温度というのは、コーヒーを淹れる時に使うお湯の温度のこと。

抽出される過程で、コーヒーを通過したり、空気に触れることで温度は下がってくるため、コーヒーが出来上がった時の温度は、抽出温度よりも低くなります。

ネスカフェバリスタ(前機種)と比較すると…?

sardenacarlo / Pixabay

2016年10月に発売したばかりのバリスタi [アイ]ですが、前機種のネスカフェ バリスタを利用していて、温度設定などに変わりがないのなら、ぜひ機能が充実したバリスタアイに買い替えを考えている方もいるようです。

ネスカフェバリスタの説明書を【ネスレ日本公式】サイトより調べてみると、「本気でコーヒーを作る時のお湯の温度は約90℃に設定されております。」と記載されていました。

あれ?バリスタアイと比べると5℃の温度差の記載…。

もう一歩、詳細な情報はないかなと、【ネスレ日本公式】の『ネスレチャットアシスタント』を利用して質問してみたところ、こんな回答が返ってきました。

バリスタ・ドルチェ グストでは抽出時のお湯の温度は90-92℃程度で設定されています。
抽出がはじまりカップに落ちるまでの時間や、カップにより冷やされることから、出来上がりの温度は70℃程度となっております。

ここにも、バリスタとバリスタアイの比較に関しては記載されてはいませんでしたが、どちらも70℃程度のコーヒーが抽出されるということはわかりました。

一般的なコーヒーの温度と比較すると…?

Unsplash / Pixabay

では視点を変えて、一般的に販売されているコーヒーと比べて、バリスタアイで作られるコーヒーの温度の温度はどうなのかをまとめてみたいと思います。

私の仕事の経験上、コーヒーを抽出する際に使われるお湯の温度は、90〜95℃前後です。

これは沸騰したお湯(100℃)の火を止めて、10秒くらい経ったの温度です。

そのお湯を使ってコーヒーを淹れると、出来たては80℃前後になる(外気温などで変化あり)と思いますが、あくまでもこれはコーヒー豆から抽出したコーヒーの場合の話です。

ネスカフェはソリュブルコーヒー(インスタントコーヒー)なので、コーヒー豆で抽出するためのお湯の温度は必要ありません。

ソリュブルコーヒーを開発している会社によって、香りのたち方や味の研究を重ねて、いちばん美味しい設定温度をオススメしていると思っていいと私は考えています!“"

【レビュー!】バリスタアイでコーヒーを抽出して、温度を測ってみました!

私はバリスタアイしか利用したことがないため、ネスカフェバリスタと比較することができません。

ですので、実際にバリスタアイで抽出したコーヒーの温度を測ってみました。

準備したものは…

  • ネスカフェバリスタ
  • 同じメーカー・同じ容量が入るマグカップ
  • 温度計

です。

抽出温度を測ったメニューは、ブラックコーヒーを使用しました。

白いマグカップは、そのままコーヒーを抽出、赤いマグカップはカップ自体をしっかりと温めてからコーヒーを抽出し、温度の比較をします。

まずは何もしない白いマグカップにブラックコーヒーを抽出。

温度は、63℃でした。

マグカップの外側を触ってみると、コーヒーの温度でじわじわとカップが温まってくるのがわかります

続いて、マグカップをしっかり温めてからコーヒーを抽出します。

バリスタi [アイ]にはカップを温める機能が付いています(ネスカフェバリスタにも付いていたようですね!)。

全てのメニューが緑色に点灯し、待機状態になったことを確認します。

カプチーノとマグサイズブラックコーヒーを同時にタッチ!

すると高圧ジェットノズルから、シュシューっとお湯が勢いよく出てきます!(上記写真の白いもやもやは湯気です)

出てくるお湯の量は、約40ml。

今のを何度か繰り返して、カップ全体を温めるようにします。

ある程度温まったところで、ブラックコーヒーを抽出しました。

すぐに温度を測ると、70℃でした。

マグカップの外側を触ってみると、すでにカップは温まっている状態で、ずっと触っていると熱くて手を離したくなるほどです。

カップを温めることで、コーヒーの温かさは保たれます!

結果を見てもわかるように、しっかりマグカップを温めることでコーヒーの温度は高温を保つことができます。

ラーメン屋さんで、ラーメン碗を温めてあると、最後まで温かくて美味しいラーメンが食べられるのと同じですね!

コーヒーショップやカフェなどでも、エスプレッソマシンの上にマグカップをのせてある姿を見かけたことはありませんか?

あれも、マシンの熱でカップを温めている意味も含まれているんですよ(おそらくねー)。

逆に熱いコーヒーは苦手な方は、カップを温めないで抽出するといいと思います。

バリスタアイは温度調整はできるの?

Unsplash / Pixabay

「バリスタアイの温度調整はできるようになってますか?」という、ネスカフェバリスタ・ユーザーの方からの質問をいただきました。

以下、取扱説明書より引用させていただきました。

Q.温度の調節はできますか?

A.ネスカフェとして、コーヒーに適した温度になるように設定しておりますので温度調節はできません。

本機でコーヒーを作るときのお湯の温度は約85℃に設定されております。

外気温が低かったり、カップが冷たい場合は「カップ温め機能」をご利用ください。

取扱説明書【5.2.Q&Aより】

前機種ネスカフェバリスタ同様、温度調節をすることはできないです。

レビューで触れたように「カップ温め機能」を利用することが、温度調節につながります。

あとは、マグカップの素材(陶器、ガラス…など)を変えてみてもいいかもしれません。

今回実験で使ったカップは陶器ですが、私は耐熱グラスでもホットコーヒーを飲みます。

カップの種類が変わるだけで、温度の感じ方も変わりますので、ぜひやってみてください。

また、抽出する際に使用する水(常温)も、季節によって温度は変わると思いますし、コーヒー粉「エコ&システムパック」も、室内の温度で変化すると思います。

そういった点も見直してみると、お気に入りのコーヒーの温度になるかもしれません。

ぜひ参考まで♪

まとめ

【お問い合わせフォーム】を作り、購入を検討されている方たちからの質問を募集したところ、たくさんの方からご連絡をいただき、中でも今回レビューした「コーヒーの温度」に関する質問は多くいただきました。

できあがりのコーヒーの温度が、自分の思う温度設定かがわかればぜひ!ネスカフェバリスタを購入したいと考えていらっしゃる方もいて、今回の私のレビューが参考になれれば幸いです。

今ならネスカフェバリスタ最新機種の「ネスカフェバリスタW[ダブリュー]」の利用が無料でできます。(機器の温度設定は、私の利用しているネスカフェバリスタi[アイ]と変わりません)

おうち時間の長くなったこのチャンスにぜひ使ってみてもいいと思います。